小説投稿サイト「ムーンライトノベルズ」とオーバーラップがタイアップした
第1回ロサージュノベルス大賞 
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本日、追加受賞作品を発表いたしました!
作者:天草つづみ
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《講評》
乙女ゲームの悪役令嬢に転生したヒロインが、推しカプである「王太子×聖女」のため奮闘するも、なぜか王太子から執着されてしまう本作。
「追うヒーロー、追われるヒロイン」の構図が大変魅力的で、あの手この手でヒロインを振り向かせようと努力するヒーローの健気さにキュンキュンし、ヒロインが振り向いてくれず闇落ちしてしまうヒーローにドキドキし……と、一度で二度おいしい作品でした。
特に、ひたむきなヒーローのタガが外れ執着心剥き出しの監禁モードに変わっていく心情の描き方が秀逸でした。
ヒロインが頑なにヒーローを受け入れないのは「原作のあるゲーム世界だから」という理由も大きいのですが、物語の終盤で他にも理由があったことが明かされます。
それを知った時、「実はヒーローの愛情がヒロインを救ったのかもしれない」と新たな本作の魅力に気づき、ただ面白いだけではない【物語】としての深みを感じました。
魅力的で愛が重いヒーローに一途に愛されたい。ドキドキしたい。という方におススメしたい作品です。
作者:純大豆
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《講評》
「契約から始まる恋」というジャンル内でも人気のテーマを扱った本作。
ヒーローとヒロインの関係性の変化が丁寧に紡がれており、言葉を重ね少しずつ惹かれていく姿が微笑ましく、応援したくなる物語となっていました。
そして、想いを通じ合わせた後、騎士であるヒーローがヒロインに対して自分の「帰る場所」であってほしいと誓いを捧げるシーンは、二人が積み上げてきた信頼を感じさせるだけでなく、大切な存在により人は弱くも強くもなるのだという繊細な感情が見事に表現されていたように思います。
また、情景描写も鮮やかで、読み進めるうちに舞台となるカルディナの街並みが読み手の中に広がっていき、物語に没入できました。
本編だけでも綺麗にまとまっていますが、「いつかくる別れ」に触れた番外編には切なさと美しさが詰まっており、作品の奥行き、作者の力量を感じました。ぜひ番外編まで含めて読まれることをオススメします。
読後は優しくあたたかい気持ちで満たされ、何度でも読み返したくなるそんな作品でした。
作者:なかむ楽
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《講評》
ヒロインが思わぬ事故で猫の姿になり、ヒーローに拾われるというユニークな展開から始まる本作。この設定を存分に活かし、「犬猿の仲」だった二人のすれ違いによる切なさやじれったさ、そして想いが通じ合ってからの「秘密の恋人」としてのドキドキ感が見事に描かれています。秘めた想いをうまく伝えられない不器用なヒーローと、そんな彼に振り回されながらも次第に自分の気持ちに気づいていくヒロインの姿は、読んでいてとても愛おしく感じられました。
さらに、二人を取り巻く個性豊かなキャラクターたちとの軽快なやり取りも魅力的で、思わずくすっと笑ってしまう場面から、共感して胸が締めつけられるような場面まで、心を大きく揺さぶられます。
また、物語全体を支える世界観にも奥行きがあり、特に終盤にかけて物語が一気に動いていく展開からは目が離せません。犬猿の仲だった二人の関係がすれ違いを経て甘く変化していく様子を堪能できるのはもちろん、ファンタジー作品としても完成度高く楽しめる素敵な一作でした。
3作品が選出!
作品ページからどんなお話かチェックしてみてくださいね!
そして、受賞作品は書籍化予定!
みなさま、続報を楽しみにお待ちください☆









