【第1回ロサージュノベルス大賞】3作品を選出!!

小説投稿サイト「ムーンライトノベルズ」オーバーラップタイアップした

第1回ロサージュノベルス大賞

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本日、受賞作品を発表いたしました!

記憶を失った悪女は、無理矢理結婚させた夫と離縁したい。
作者:真白燈
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《講評》

傍若無人だったヒロインが記憶を失ったことをきっかけに、自分の欲のために傷つけ、無理矢理結婚させたヒーローから愛憎入り混じる執着心を向けられる本作。
ヒロインの記憶を失うまでの悪女っぷりと記憶を失った後の純粋な人格のギャップの対比が見事でした。
真っ当な倫理観を得たヒロインは過去の自分の行いに苦しむヒーローを解放しようとするのですが、ヒーローはヒロインへの復讐心と歪んだ愛情から離縁を拒否。すれ違う二人の関係はどんどん狂気的でいびつなものへと変わっていきます。
ヒロインのヒーローに対する「罪悪感」と「愛情」、ヒーローのヒロインに対する「憎悪」と「執着心」。相反する感情を抱え苦しむ二人の感情に、心を揺れ動かされながら夢中になって拝読いたしました。
人間の感情というものの複雑さ、そして繊細さを緻密に描いた“愛"について考えさせられる魅力的な物語でした。

 

花園入りの娘たち
作者:ななな
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《講評》

「大切な人を庇って死ぬ」という自分の未来を「知っている」公爵令嬢・アデリアナが、幼馴染の王太子・ルーファウスから甘やかなアプローチを受けることで、「周囲にいる大好きな人々と一緒に生きていきたい」と前向きに行動していく物語。
物語世界が非常に丁寧に、かつ柔らかく艶やかに描かれている点が魅力的な作品でした。
また、アデリアナとルーファウスのやり取りも可愛らしく、ずっと見ていたくなるほど二人の関係性が尊重と優しさに溢れたものである点もとても素晴らしいです。
とりわけ、ひとつひとつの仕草の繊細な描写や独自の世界観の構築については頭一つ抜けている印象で、地の文の魅せ方が素敵でした。
うっとりとしてしまうほど甘く美しいドラマチックな世界観が読み手の心をぐっと掴み、映画を観た時のような充足感を与えてくれる作品です。

 

ヴァルプルギスの夜が明けたら
~迫害された魔女ですがひと目惚れの騎士様と一夜を共にしてからガチの執着愛で囲われています~

作者:天城
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《講評》

魔女であるシャナが、一目惚れをした騎士・アズレトを『ヴァルプルギスの夜』という祭で誘惑し、一夜を共にすることから始まる執愛ラブファンタジーの本作。
ひとつひとつの細かな仕草や表情、感情の描写が秀逸で、思わず息を止めてしまうほど夢中になって拝読いたしました。
「魔女は子を成すために『ヴァルプルギスの夜』で男性を惑わし性交する。その二人の関係はその一夜だけ」というのが通例の世界。
シャナも当然、アズレトとはたった一夜だけの関係だと思っていましたが、何故かアズレトはその後も独占欲を発揮し続け、シャナに対して重く深く愛を乞うようになります。
猫のような可愛らしさがあるシャナの反応や、紳士に且つひたむきにシャナを求めるアズレトの姿等、キャラクター造形や関係性が非常に魅力的でした。
物語の柔らかくしっとりとした世界観や個性が光るキャラクターたちのやりとりに、読者の方々も魅了されること間違いなしです。

 

3作品が選出!
作品ページからどんなお話かチェックしてみてくださいね!

そして、受賞作品は書籍化予定!
みなさま、続報を楽しみにお待ちください☆