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本日、奨励賞受賞作品を発表いたしました!
コミュ障高校生、ダンジョンに行く
作者:たろっぺ
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《講評》
ダンジョンが出現した現代日本で、能力を得て『覚醒』し冒険者となった高校生が主人公の本作。主人公が自らに降りかかる火の粉を払っているうちに、意図せず世界に影響を与えていく様子が爽快な現代ファンタジー作品です。
現代日本という舞台設定とファンタジー要素の取り入れ方のバランスがよく、主人公を通じて非日常へのあこがれを体験できるような描写には心惹かれます。さらに、主人公が気付かないところでも様々な出来事が動いていく様子や、ダンジョンの謎に隠された陰謀が少しずつ見えてくるようなストーリー展開によって、世界観が広がっていくワクワク感が巧みに演出されていました。
また、タイトル通り「コミュ障」な主人公ですが、その言動が等身大で微笑ましく、時には危険を顧みず飛び込んでいける強さも持っていて、応援したくなるキャラクターになっています。登場するヒロイン達もそれぞれ非常に個性的で、テンポよくコミカルな掛け合いがとても楽しく読めました。
作者のこだわりが感じられる設定と個性豊かで生き生きとしたキャラクターたちが魅力的な、ぜひおすすめしたい一作です。
私の推しメンは噛ませ犬◆こっち向いてよヒロイン様!◆
作者:ナユタ
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《講評》
乙女ゲームのモブ令嬢キャラに転生した主人公・ルシアが、「推しメン」である悪役キャラ・クラウスの破滅を回避すべく奮闘する本作。
ゲームのヒロインとクラウスの距離を近づけようと奔走するルシアの願いは、なんといっても「推しが幸せになること」。そんなルシアの健気で一途な想いと、時には身の危険も顧みないような大胆な行動力には、思わず応援したくなるような主人公としての魅力を感じました。
不器用で周囲に誤解されがちですが、実は心優しいクラウスの心情変化、そしてルシアとの出会いが彼の不遇な人生に少しずつ光を与えていく過程も丁寧に描かれており、読者を物語の世界にぐっと引き込む文章力が素晴らしかったです。
キャラクター同士のテンポの良い会話や、乙女ゲーム世界という設定を存分に生かしたストーリー展開など、最後まで読者を飽きさせない工夫が感じられる作品でした。
今回は2作品が選出!
作品ページからどんなお話かチェックしてみてくださいね!
そして、受賞作品は書籍化予定!
みなさま、続報を楽しみにお待ちください☆