こんばんは、らっぷんです!
今回はオーバーラップ文庫から
「聖女の回復魔法がどう見ても俺の劣化版な件について。1」
(著:きなこ軍曹 イラスト:パセリ)
の物語をご紹介します!
「え、今のって《ヒール》……だよな……?」
主人公アネストは回復魔法が使われるのを目の当たりにし、その魅力の虜になりました。
回復魔法を学ぶためには教会に多大な寄付をしなければならないのですが、平民のアネストにはどう背伸びしたって払える額ではありません。アネストは地道に、独学で回復魔法の修行に励むようになります。
これはそんなある日の練習風景。回復魔法の練習をするにも怪我人がいなければ始まらない、ということで、アネストはまずナイフで自分の腕を切り落とします。
いやいや! ストイック過ぎません!?
今時珍しい向上心のあり過ぎる若者を、らっぷんは応援すべきなのか否か…… いくら回復魔法を覚えたいからって、生き急ぎすぎなのでは……
アネストは特に慌てた風もなく一言、
「ヒールッ!」
すると、先程までと寸分違わない腕がキチンと生え治っていました。
なにそれこわい!
《ヒール》には本来、こんなに絶大な効果はないらしいのですが……
アネスト本人はそんなこととはつゆ知らず、『本物』の回復魔法を学ぶため、村を出て教会への寄付金を稼ごうと決意します。
ギルドの美人受付嬢アスハ。治癒されたことをきっかけに次第にアネストに好意を抱くように!
コキナの街で治療院を始める許可を得たアネストは、聖女が街にやってくることをギルド長から知らされます。
聖女とは当代最高の回復魔法の使い手に与えられる称号。アネストは聖女の治療を見学するために会場を訪れることに。
「――ハイヒール」
聖女が《ヒール》より上位の魔法《ハイヒール》を使う現場を目撃し、アネストは未知の回復魔法を見れたと喜ぶのですが……
「し、しょぼすぎ、じゃないか……?」
聖女のハイヒールが治したのは腕の骨折。それも完治とはいかず、患者には痛みが残っている様子。アネストのヒールとは効果を比べるべくもありません。
これが聖女の実力なら、失った腕を再生できる自分は一体なんなのか。アネストは自分の回復魔法が異常であることに気づき、実力を隠そうとするのですが……!?
アウラ(上)とリリィ(下)。リリィの病を治療してもらったことをきっかけに、アネストを主と認め共に暮らすことに。
聖女を凌駕する回復魔法を持つアネストは、様々な事件に巻き込まれることになります。
果たしてアネストは『本物』の回復魔法を学ぶことができるのでしょうか!?
「小説家になろう」発、回復魔法が引き起こす異世界コメディ!
「聖女の回復魔法がどう見ても俺の劣化版な件について。1」
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