【新作紹介】「魔法使いと僕1」の物語をご紹介!

2016/8/22 文庫 新作紹介

こんにちは、らっぷんです!

今回はなんと!十文字青先生、待望の新シリーズ!! 濃厚で渋い大人のファンタジーということで、今日のらっぷんは真面目モードで物語をご紹介しますよ!?

今回はオーバーラップ文庫から

「魔法使いと僕1

(著:十文字青 イラスト:細居美恵子)
の物語をご紹介します!


※画像をクリックすると作品ページへジャンプします。

「ひとを救うのって、簡単じゃないよ。きっと」

故郷を失った戦士カルルは旅の途中、行き倒れの少女エルシーに出会いました。エルシーは突如、俊敏な動作で短剣を取り出し、カルルに襲いかかります。

いきなりのボーイ・ミーツ・ガール!(バイオレンス!)

しかしカルルは難なく短剣を受けとめ、奇襲を防がれたエルシーはその場で力尽き、気絶してしまいます。

反射的に少女を抱きとめたカルル。見れば少女の持ち物は短剣以外にはなく、捨て置く事もできない。彼は仕方なく、少女を抱え近くの村に運び込みます。



カルルとエルシーの初めての出会い。緊迫した場面ですがカルルはどこか涼しい表情。

たどり着いたのはレトと呼ばれる亜人たちが暮らす名もない村。タガトとミハコの夫婦は快く二人を受け入れ、食事を振る舞ってくれます。

一見幸福そうに見えた家族ですが、一人娘のサチは流行病にかかっていました。二人が滞在する間サチの病状は次第に悪化していきます。

エルシーは弱っていくサチの姿を目の当たりにし・・・・・・。

両親を思うサチがいい子すぎてらっぷんの胸が苦しいっ! 切なさMAXな展開にページを捲る手が止まらない。らっぷんの涙腺は耐えられませんでした……

やがてレト達の村を出発し、第弐帝都を目指す旅に出た二人は、コルタポという辺土の商都を訪れることになります。

コルタポにたどり着いた二人が見たのは、レト達と同じ亜人と呼ばれる人々への、壮絶な差別でした。そこは当然のようにひとがひとを売り買いする世界。

燻っていた不満にやがて火が付きます。互いに分かり合えず、傷つけあうひとびと。その渦中、二人は逆らい難い現実を目の当たりにするのでした。

読んでいて胸が痛くなるほど、残酷な世界を丁寧に描いたこの作品。それでもまっすぐに生きようと抗い、次第に心を通わせていく二人の姿に、らっぷんは何度も涙をこぼしました……

 失われていく命。少年と少女は何を思い、何を成すのか。

怒涛の展開に手に汗握る!

十文字青が手掛ける重厚なファンタジー!

魔法使いと僕1

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