年々上がっていく気温……今年は日傘も辞さない覚悟です。
どうも、編集アシDです。
6月25日のオーバーラップ文庫6月刊発売日直前ということで、
大泉貴先生とせんむ先生がタッグを組んでお贈りする新シリーズ
『詐欺師キッドの英雄演武 1』の物語をご紹介します!
本作の主人公キッドは、あの手この手で金を稼ぐ詐欺師。
物語冒頭でも、英雄ガンクードの子孫を騙り仲間たちと共に貴族から金を巻き上げています。
そんなずる賢い詐欺師キッドの元に、
英雄の子孫として神儀演武へ参戦してほしい、という依頼が舞い込みます。
依頼主は、かつての威光を失った
ティプトリア家の第四十二代当主、サーシャ・ラ・ティプトリア。
護衛のクロエと共にキッドの前に現れた彼女は、預言に記されている英雄の子孫が
キッドであると語り、人類の代表・演士として神儀演武を勝ち抜くようにと依頼します。
神儀演武とはなんぞや? ということで、簡単にご説明しますと……
原初の人類(エヴォ)――何も持たぬが故に未知の可能性を切り拓ひ らく、原初の種族。
叡智 の杜精(シルフィ)――自然と調和し親愛で世界に慈悲を与える、叡智の種族。
謀略の魔女(ウィッチ)――魔術で平定を乱し未知なるうねりを誘う、謀略の種族。
虚無の幽機(ファントム)――虚と現の境界で万物の理ことわりを思索する、虚無の種族。
豪傑の龍人(ドラゴニア)――強きよう靱じんな肉体で大地を疾駆し勝利を求める、豪傑の種族。
審判の天徒(セラフ)――天の勅命を司つかさどり厳正なる裁定を下す、審判の種族。
災禍の悪鬼(デーモン)――混沌と破滅により世を灰燼に帰す、災禍の種族。
という7つの種族が、自分の世界の序列を懸けて争う神々の遊戯なのです。
そんな世界間の争いにキッドは、仕事に欠かせない便利屋のキグル、
オーバーテクノロジーを駆使する職人、スマイリーといった、
一癖も二癖もある共犯者たちの力と知恵を駆使して、挑むことになるのですが……。
過去に神儀演武を制覇した英雄ガンクード以降、
序列最下位の第七環界に甘じていた人類の救世主として、
矢面に立つことになったキッド。
おとぎ話なんぞ下らないと口にする現実主義のキッドですが、
サーシャの人柄やいけ好かない天使の姿を見て、参戦する覚悟を決めます。
――もちろん英雄ではなく、詐欺師として。
世界の命運を賭けた神々の遊戯に挑む詐欺師の運命とは――?
そして、詐欺師が先導し反逆を開始する人類の運命とは――!?
嘘で塗り固められた偽りの英雄譚、その結末は本編にてお楽しみ下さい!
早いところですと、もう店頭に並んでいるかも?
『詐欺師キッドの英雄演武 1』は6月25日発売です!