こんばんは、らっぷんです!
今回は「小説家になろう」発の王道ファンタジー
「最果てのパラディンⅠ 死者の街の少年」
(著:柳野かなた イラスト:輪くすさが)
の物語をご紹介します!
「・・・・・・この『僕』って、何者なんだ?」
人生の落伍者であった「僕」は暗い部屋に閉じこもったまま無気力に死を迎えます。
しかし死の間際、淡い灯火をみた主人公は赤子となって異世界に生まれ変わりました。目を覚ますと主人公は廃墟の街の神殿で、だれかの腕に抱かれているのですが……
なんか、スケルトンの腕に抱かれています!
なんだか大変な状況です。このまま供物にでもされるのかと思いきや、スケルトンの腕は主人公を不器用にあやしています。
あれ、意外と善良なスケルトン?
なんと神殿に住んでいたのは凶暴なモンスターとかではなく三人の善良なアンデッドでした。
豪放磊落な骸骨剣士のブラッド。慈愛に満ち溢れた女性ミイラのマリー。ゴーストである偏屈な魔法使いガス。主人公は三人にウィルと呼ばれ、時に厳しく、しかし確かな愛情を注いで育てられることになります。
主人公を育てるアンデッドの方々。強面に見えるけど優しく厳しくウィルの面倒をみてくれます。
ウィルは逞しく育っていくのですが、同時に日々の生活に違和感を憶え、疑問を募らせていきます。
どうして自分には前世の記憶が?
自分が日々食べているパンは一体どこから?
なにより、三人はどうして自分を育てるのか?
幽霊爺さんのガスに火炎を生み出す<創造の言葉>を習うウィル。この世界では言葉を発するか、筆記することによって魔術に形を与えるのだそうです。
少年はやがて三人のアンデット達と廃墟の街が抱えた秘密に向き合うことになります。その全てを知った彼に待ち受けるものは……
緻密に練りこまれた世界観、神々の策謀が渦巻く壮大なスケール感、生者と死者が紡ぐ人間ドラマ、その全てが混ざり合い生まれる超王道ファンタジー!
「最果てのパラディンⅠ 死者の街の少年」
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