【特設サイト公開&新作紹介】『太宰治、異世界転生して勇者になる ~チートの多い生涯を送って来ました~』

特設サイトオープン&新シリーズのご紹介です♪

今月、11月25日(水)発売!


太宰治――勇者、薬物耐性LV99、川端康成特攻LV99。

太宰治、異世界転生して勇者になる
~チートの多い生涯を送って来ました~

(著/高橋 弘 イラスト/VM500

《特設サイト》が公開されました‼

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カバーイラストを飾るのは、
入水自殺をした結果、異世界に転生してしまった太宰治と、
そんな彼を支えてくれるトミエ(仮)
そんな二人を怪しく見つめるのは……!

リアルな太宰先生とファンタジーなヒロインのギャップがすごい!
果たしてどんな物語が紡がれるのか……。
気になっちゃってしょうがない方のため
本作のイラストを織り交ぜつつ、
少しだけ作品の内容を紹介しちゃいます!


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愛人・富栄(とみえ)と入水自殺を図った太宰治
彼は目を覚ますと、見慣れぬ川のほとりにいました。
ついに、あの世へやってきたと思う太宰でしたが、
そんな彼の前に現れたのは、西洋人!?

あの世も欧化が進んでいるのかと考える太宰でしたが、
その西洋人が言うには、この川には異世界の死者がよく迷いこむという。
そして、太宰も例にもれず、元の世界で死んだあと、
この世界で新しい命を授かったのだと。

さらに、太宰は魔王を倒すために呼ばれた
「召喚勇者」という存在だと告げられます。

混乱する太宰に対して、
西洋人は「ステータス」というものを見せてくれます。

そこに記されていたのは、
水属性魔法LV99 薬物耐性LV99 川端康成特攻LV99
とある事情で川端康成が大嫌いな太宰は、
とくに「川端康成特攻LV99」というスキルが気になります!

尋ねてみると、生前あまりに強く敵意を持った種族に対しては、
強力な攻撃ができるようになると……!

そんな太宰。自分より前に来た勇者が川端康成で、現在は
『美しくないので滅ぼそうと思う。京都を見習ってほしい』
と言って暴れ回る魔王となっていることを聞かされます。

それならばと、魔王退治を引き受けることに。

しかし、その後酒浸りの生活をし、一向に旅に出る気配はない太宰。
そんな彼に対して、何をしたら旅に出てくれるかと村長は尋ねます。
彼の願いは「富栄と会いたい」とただそれだけ。

富栄に会えない寂しさで泣く太宰を見かねた村長。
一人の女中を連れてきます。

どこからどう見ても西洋人の女性でしたが、彼女の口から飛び出したのは、
「マイネームイズ、キャサリ……トミエデース!」


▲村長から紹介されたキャサリ……ではなく、トミエ!
恋しい富栄と同じ名前の女性と出会えるなんて、太宰はついてますね!!

一緒に死んでくれるなら何でもいいと受け入れる太宰。
さっそく二人きりで、お酒を飲み交わすうちに打ち解けた雰囲気に。
そうして、夜が更けてきたところで一緒に川に飛び込まないかと誘います。
二人は、静まり帰った酒造を出て、凍てつく川に身を投げました……。

翌朝。
自分だけが岸に流れ着いていることに気づき、
また一人生き残ってしまったと泣く太宰。
すると、水中からトミエが顔を出し、水をかき分け太宰に近づいてきます。
寒さに震える太宰と打って変わって湯上りのように赤らんでいるトミエ。
不思議に思って尋ねてみると、トミエは人魚族だと言います!
(川に身投げする太宰には絶対に溺死しない女をということですね!)

同時に、頭に響く水中呼吸のスキルを獲得したという声。
これで、太宰は入水自殺ができない体になってしまいました。
その事実に落ち込む彼にトミエは
「そんなに死にたいなら、魔王と戦えばいいデース」と。

その通りだと思った太宰は、トミエとともに旅に出ることにします。
決して順調とは言えない旅路では、小鬼に襲われたりしますが……
そこは水属性魔法LV99の太宰!

「七里ヶ浜! 水上温泉! 玉川上水!」と叫び、
見事に小鬼たちを倒すことに成功!
ちなみに3ヶ所とも試みたことがある場所だそうで……。

(※本作の著者である高橋 弘先生は太宰先生の重度のファン!
そのため、史実に基づいた小ネタが随所に!)

小鬼たちの後に残ったのは、マンドラゴラにまつわる魔導書
解読すれば強力な魔法を使えるというトミエに対し、太宰はというと……
ひどい駄文だといい、手を加え始めます。

そして、書き上げたのは『ニンジン失格』
さすがは太宰治。 読んだトミエが涙するほどの作品に仕上げます。
しかも、色々書き加えたことで、魔導書の効果も変わってしまったらしく、
『ニンジン失格』で描いた食べ物たちを生み出せるように!


▲『ニンジン失格』を読み、涙するトミエ。どんな内容なのか気になりますね~!

そうして、腹ごしらえもすませた二人は山を下り、町へとたどりつきました。

そこでは、元魔導書『ニンジン失格』で生み出したニンジンを売り、
お金を得て生活を営むことに。

(ちなみ、売りに行くのはトミエで、太宰は得たお金でお酒を飲むばかりです……。)

そんな日々を過ごしていると己のふがいなさばかりが募り、
ある日「酒を辞める」と太宰は言い出します。

しかし、そんな彼に対してトミエは気にしなくていいというばかり。
それでも、申し訳ないという太宰に対して、
そんなに言うのであれば「さっさと魔王を倒してください」と。

それを受け入れた太宰。さっそく市場に鎧を買いに行くことに。
すると、商人はトミエを見た途端、
人魚(亜人)に売るものはないと追い払おうとしてきます。

しかし、買うのは太宰だと伝えるとその態度が一変。
そのあさましさを感じる一連の流れに商人だけでなく、
トミエすら違和感を抱いていない様子。

たまらず、醜い世界だと感じる太宰。
魔王・川端康成の「美しくないので壊そう」という目的をはからずも理解したのでした。

市場での一件以来、
太宰は精神状態も、生前から患っていた肺病の具合も悪化していきました。

そんな太宰を見ておろおろするトミエの姿は、
最初の妻であるハツコを思いださせ、すべてが耐えられなくなってしまいます。

死んだ方がいいという思考に囚われた太宰は、
夜になると宿の裏手の気に帯を結び首を吊ることにしました。

しかし、一向に息苦しくなってきません……。
そんなとき、頭に響いたのは「気道確保」のスキルを習得したとの声。
これで首を吊って死ぬこともできなくなりました。

そんなとき、己の悲運を恨む太宰に向かって声がかけられます。

そこにいたのは、なんと川端康成その人でした!


▲魔王・川端康成と邂逅する太宰!
しかし、太宰が首吊り状態ということもありなんとも言えない空気感!

放っておくといつまでも喋らないであろう川端に対して、
太宰は用件を尋ねることにします。
首吊り状態の現状といい、
そのマイペースな姿に「貴方は変わらない」と述べる川端。

そして、いつこちらに来たのかと尋ねてきます。
正直に三か月も経っていないことを伝える太宰に対し、
この世界の時間の流れがおかしいことに気づき、
醜いだけでないのかと侮蔑の色を浮かべる川端。

そんな彼に、醜いから滅ぼすのかと太宰は尋ねます。
すると、寡黙な川端には珍しくこの世界への愚痴を長々と話し始めます。
そして、彼は亜人が安心して住める国を作るために、
人間から土地を奪う必要があるのだと。

そう語る川端は、太宰に一つ話を持ち掛けます。
それは、「自分の下で働かないか」との提案。
そして、受けてくれたら芥川賞をくれると言いだして――⁉
この提案に対して、太宰は一体どうするのでしょうか?


2017年にWEBで公開された問題作がついに発売!
太宰治、異世界転生して勇者になる
~チートの多い生涯を送って来ました~

(著/高橋 弘 イラスト/VM500)

11月25日発売です!

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